著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

鈴木武蔵が語ったハングリー精神「大迫の座を脅かしたい」

公開日: 更新日:

鈴木武蔵(ベールスホット FW・26歳)

「大迫(勇也=ブレーメン)選手は大きな存在だけど、僕とは違う。自分は(相手DFの)裏への抜け出しや動き出しの特徴で勝負して、彼に危機感を与えたい」。13日のコートジボワール戦を前に今夏、欧州組に加わった鈴木武蔵はこう語気を強めた。スタメン出場して結果的には無得点に終わったが、前線で体を張って起点をつくるなど、代表1トップ争いに確かな一歩を踏み出した。

  ◇  ◇  ◇

「夏にオファーをいただいて年齢的にも最後のチャンスだと思って迷いなく決断しました」とベルギー行きを振り返る鈴木。12年のプロ入り後の8年間で5つのJクラブを渡り歩いた苦労人に移籍への躊躇や戸惑いはなかった。新天地でも開幕4戦目となった9月18日のシャルルロア戦で初ゴール。26日のベフェレン戦でも2点目を挙げ、いち早く溶け込んだ格好だ。

「最初はチームメートになかなか認めてもらえなかったけど、ゴールを重ねるごとに信頼されるようになった。ベルギーでもゴール前の動き出し、相手の背後を取るプレーは十分通用するな、と。能力的な差もそこまで感じていないので、さらにゴールを取っていかなきゃいけないと思ってます」と滑り出しはまずまずと言っていい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾