著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

下からの突き上げはね返す 吉田麻也の圧倒的な国際経験値

公開日: 更新日:

吉田麻也(サンプドリア DF・32歳)

「みんなが待ちに待った代表戦。(新型コロナの時代に)日本の団体競技としてサッカー代表が初めて海外遠征をするということで注目される機会になる。僕らの責任は非常に大きいと思います」。オランダ遠征(9日のカメルーン戦、13日のコートジボワール戦)初日(5日)、主将の吉田麻也は気を引き締めた。今回は岡崎慎司長友佑都の両ベテランが不在。「自分に求められることは大きくなる」と自覚を持ってチームを牽引する。

 昨年11月のキルギス戦で節目のA代表100試合を迎えた吉田。だが2012年夏から過ごしたサウサンプトンでこの頃から出番を失い、今年1月、イタリア・サンプドリア移籍に踏み切った。

「先日、内田篤人氏が引退会見で言ってましたけど、両国のサッカーは全く違う競技。運動量や強度はイングランドの方が圧倒的にあるけど、ゴール前の質はイタリアの方が鋭い。イブラヒモビッチ(ミラン)やC・ロナウド(ユベントス)のようなベテランの選手たちは、試合でほとんど動かないのにワンチャンスをモノにできる集中力と決定力がある。それで結果を出せばイタリアでは認められる。彼らを止めるために、ゴール前でしっかりブロックすることが仕事です」とイタリアで新境地を開拓中だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?