著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

日本代表最多出場の遠藤が「記録を抜くとしたら冨安君」と

公開日: 更新日:

冨安健洋(ボローニャ DF・21歳)

「世界的にも有名なビッグクラブから興味を持たれていることはうれしいです。自分の理想もあるけど、先を見過ぎずに今できることを全力でやれればいいと思います」。9日のカメルーン戦零封の原動力となった冨安健洋は、地に足の着いた男だ。日本守備陣の大黒柱へと着実に成長した21歳DFの可能性は無限大。近未来の強豪へのステップアップは間違いなさそうだ。

 ◇  ◇  ◇

酒井宏樹(マルセイユ)はフランスでアフリカの選手に対峙して慣れているし、僕も長く欧州でやってきた。冨安はポテンシャルが高く、いい経験を積んで試合に挑んだので落ち着いて対応できた。個の戦いも十分やれると感じました」

 カメルーン戦で主将を務めた吉田麻也(サンプドリア)に大きな安心感を与えた一人が冨安だった。2018年10月のパナマ戦での日本代表デビューから2年だが、存在感はまさに絶大だ。とりわけ、19年夏のボローニャ移籍後の成長ぶりは目覚ましい。昨季は右SBを任されたが、今季から本職のCBとなり、より厳しい局面で戦っている。9月21日のセリエA開幕のミラン戦ではFWイブラヒモビッチと対峙。2失点を喫したが、駆け引きや体の入れ方の重要性を肌で感じた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?