メジャー1年目同士だった悩める黒田博樹との長電話の中身
黒田博樹は2004年のアテネ五輪に出場、共に戦った仲間で、なおかつ学年が一緒の同級生です。この時の代表選手たちとは苦労を共にした連帯感があり、頻繁に食事をしたりお酒を飲んだりするわけではなくとも、どこか特別な存在になっています。
黒田もそのひとり。2008年は僕がインディアンス、黒田がドジャースで同じメジャー1年目のシーズンでした。どちらが先に連絡したかは定かではありませんけど、黒田とは電話で長話をした思い出があります。
たまたまドジャース戦で僕が好投し、逆に黒田は投球で苦しんでいた時期。黒田はツーシームを主体に組み立て、僕もツーシームに似たシュートが武器でした。先発と抑えの違いはあってもタイプが似た投手同士。自然とピッチングの話題になり、僕は黒田に「こんな感じで投げてるよ」と自分の考えを話しました。