スーパースターと契約できない球団は違う手法を考える

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「我々のようなお金がなくスーパースターと契約できないチームは、お金のある他のチームと同じことをやっていても勝てない。選手獲得から育成、またデータの活用など他のチームとは違うやり方を考え出す必要があるんだ」

 レイズ時代にこう語っていたブルーム氏は、戦略について具体的に触れることはないものの、そのバックボーンとなる哲学には揺らぎのない自信を感じさせる人物だ。

 またデータ解析といえば、ここ数年アストロズの名前が常に挙げられてきたが、そのアストロズが例の「サイン盗みスキャンダル」の後始末のために、解雇したルーノウGMの後釜に据えたのも昨年までブルーム氏と一緒にレイズの編成担当として働いていたジェームス・クリック氏だ。

 クリック氏もブルーム氏と同じく東部アイビーリーグのひとつ、名門エール大学出身。レイズのスタッフになる前は野球サイトに記事を書いていた点でもブルーム氏と一緒だ。

■不快感を隠さないコメントも


 相次いで球団の中枢頭脳を引き抜かれたレイズのスチュアート・スタンバーグ・オーナーはさすがに「厳しい状況だ」と漏らし、

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