巨人松原1600万円増は"慰謝料” FA梶谷のバックアップ要員
育成出身の巨人・松原聖弥外野手(25)が15日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、1600万円増の年俸2200万円でサインした。
今季はシーズン途中から「2番・右翼」に定着し、86試合に出場。打率・263、12盗塁をマークした。8月に強肩を生かしてライトゴロを成功させるなど攻守でリーグ連覇に貢献。大塚球団副代表が掲げる「育成と発掘元年」の象徴として年俸大幅アップを勝ち取り、「まだまだできる部分が見つかった。満足せずに来年以降も頑張る」とホクホク顔だった。
今季打率リーグ2位で、DeNAからFAで入団が決まった梶谷隆幸外野手(32)も同じ右翼手でポジションが重なる。
「試合に出られなくなるかもしれないが、それで落ちていくようではレギュラーにはなれない。追いつき追い越せで成長できるように」と松原は意気込んだものの、前途は多難だ。大塚副代表は「外国人2枚は取りたい。一塁と左翼」と宣言しているからだ。これが実現すれば、右から梶谷、丸、新外国人のオール補強組で外野枠は満員御礼。さらに残留を決めたウィーラーらも控えている。さる球界関係者がこう言う。