高校駅伝ケニア人留学生の年齢詐称疑惑 実情と打開策は?

公開日: 更新日:

「地方で生まれた子供の場合、親はすぐに役場に出生登録せず、1、2年以上も放ったらかしなんてことはざらにある。国民性と言ってしまえばそれまでだが、それは長距離選手が多いキクユ族やカレンジン族だからというわけではないのです。しかし、パスポートを作る際はあくまでも出生届に基づくので、実際は19歳でも17歳というケースはある。これは留学生を受け入れる高校の責任ではないものの、昨年アベック優勝した世羅高校のように、全国大会でケニア人留学生が強さを発揮するほど、日本人だけで戦っているライバル校はおもしろくない。年齢詐称疑惑は今後も出てくるでしょう。それでもパスポートが葵の御紋になっている以上、どうにもならないし、すべての留学生がこのケースに当てはまるとも限りません」

 真実がみつからない難問というべきか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か