高校駅伝ケニア人留学生の年齢詐称疑惑 実情と打開策は?

公開日: 更新日:

 正月の「箱根」で今季の注目大会も終幕した駅伝だが、高校から大学、社会人までケニア人選手が大活躍した。中でも、12月の全国高校駅伝でアベック優勝を遂げた世羅(広島)の2人(男子3区、女子最終5区)のケニア人留学生は、ともに区間優勝で勝利に貢献。「長距離王国」の強さを改めて見せつけた。

 この大会の女子2区で区間Vだった興譲館(10位・岡山)のワングイ・エスターの年齢詐称疑惑を取り上げたのが、昨年12月の文春オンラインだった。記者が学校を訪問し、監督と本人を直撃。この記事は陸上界でも話題になった。

 結局この「疑惑」は晴れたが、ケニア人留学生の年齢詐称疑惑はこれまで何度も浮かんでは消えてきた。

 大学生が走る人気の箱根駅伝や実業団のニューイヤー駅伝に年齢制限はない。高校駅伝には厳しい制限があるため「年齢詐称」が疑われるのだ。

■1、2年以上も放ったらかし

 ケニア人留学生に年齢詐称の疑惑が尽きないのは、ケニアの国民性と関係があるようだ。某陸上関係者がこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも