明瀬山光彦は重くても器用 腰の状態さえ良ければ幕内上位

公開日: 更新日:

35歳・木瀬部屋・前頭16枚目

 史上4番目の遅さで幕内に返り咲いた。

 埼玉栄から日大と相撲のエリートコースを歩み、木瀬部屋に入門。前相撲から十両昇進まで3年足らずと、順調に出世階段を上っていた。しかし、腰痛に悩まされ、その後は幕下と十両を行ったり来たり。2016年3月場所、30歳にして新入幕を果たしたものの、わずか1場所で陥落。再び幕下と十両を繰り返し、今場所、実に5年ぶりに再入幕を果たした。

「以前は腰痛の影響で、まわしをへその上で締めていた。まわしはああ見えて硬いので、きつく締めると腰への負担が大きいからです。ただ、へその上だと安定せず、ユルフンになりがち。明瀬山はまわしの下から腹の肉がはみ出すなど、仕方ないとはいえ見苦しさもあった。それが去年くらいから、きちんとへその下でまわしを締めるようになった。恐らく腰痛が改善されたのではないか」(ある親方)

 愛嬌があり、穏やかな性格。弟弟子にいじられても、ニコニコと笑っている。そんな性格だからか、本場所でも一門を超えてさまざまな親方衆にエールを送られたり、冗談を言われるなど、周囲に愛されるキャラクターだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  5. 5

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  1. 6

    高市早苗氏の「外国人が鹿暴行」発言が大炎上! 排外主義煽るトンデモ主張に野党からも批判噴出

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円? DeNA戦で市場価値上げる“34戦18号”

  3. 8

    概算金が前年比で3~7割高の見通しなのに…収入増のコメ生産者が喜べない事情

  4. 9

    権田修一が森保J復帰へ…神戸サポもビックリ仰天“まさかの移籍劇”の舞台裏

  5. 10

    マツコはやっぱり怒り心頭だった…“金銭トラブル”前事務所社長を「10億円提訴」報道