元小結・白馬毅さんに10年前の“八百長”疑惑を改めて聞いた

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 新型コロナウイルス関連で横綱白鵬はじめ65人もの力士が休場する中、10日に初日を迎えた大相撲。コロナに翻弄される日本を象徴するかのようだが、ちょうど10年前も大相撲は存続の危機に立たされた。“八百長”疑惑である。関与したとして引退・解雇を勧告されたのは25人。その一人が元小結の白馬毅さん(37)だ。あれから10年。白馬さんは今どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇

「いらっしゃい。今、羊を解体してて手が離せないから、インタビューは仕事しながらでもいい?」

 JR両国駅東口から徒歩3分のモンゴル料理店「ウランバートル」。衛生キャップにマスク姿の白馬さんは、ゴロンとテーブルに置いた羊の枝肉と格闘中だった。

 同店は、2008年6月に白馬さんの母・エンフトヤさんが「モンゴル人力士たちに、懐かしい家庭料理を」とオープン。白馬さんは11年の引退後、13年から厨房に入っている。

「これはニュージーランド産ラムで18キロぐらい。今日は全部で17キロから19キロクラス6頭を解体予定で、コイツが2頭目なんです」

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