明瀬山光彦は重くても器用 腰の状態さえ良ければ幕内上位

公開日: 更新日:

「腰の状態が良くなったであろう今は、相手の出足を巨体で受け止めると、慌てずに得意の右四つになるまでじっくりと待つ相撲を取っている。さらに器用な面もある。象徴的だったのが今場所5日目の豊昇龍戦です。下から密着する豊昇龍との間にスペースをつくると、左腕を差し込んで巻き替え。左下手を取り、寄り切った。土俵際の突き落としも得意と、足技以外は何でもできる力士です」(前出の親方)

 現在35歳と年齢に不安を感じるものの、腰の状態さえ良ければ幕内上位をキープできる力があるともっぱら。再入幕に時間がかかっただけに、幕内で長く輝いてほしい力士だ。

▽明瀬山光彦(あきせやま・みつひこ)
●本名は深尾光彦
●1985年7月、愛知県春日井市出身
●182センチ、183キロ
●最高位は東前頭16枚目
●アニメ好きで、特に「クッキングパパ」がお気に入り

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情