日ハム西川メジャー挑戦失敗の痛恨…今オフは国内移籍か

公開日: 更新日:

 21日、日本ハム西川遥輝(28)が年俸2億4000万円で契約を更改。4000万円の大幅増となったが、笑顔はなかった。

「人生で味わったことがない挫折というか、情けないというか……。実力のなさとか、いろいろなことを痛感した」

 それもそのはず。昨年末にメジャー挑戦を目指してポスティングシステムを申請したものの、西川が望む契約を提示するメジャー球団がひとつもなかったからだ。

「行けなかったときのことを考えていなかったので、すぐには気持ちの整理ができなかった。アップの評価をしていただいた球団には感謝しかありません」

 “出戻り選手”を年俸アップで迎え入れてくれた日本ハムへの恩義を口にしたが、今季終了後の去就は不透明だ。

「今季中に海外FA権を取得するものの、『実力不足を痛感した』とショックありありの西川は、再度のメジャー挑戦には消極的だと聞きます。球団も複雑でしょう。吉村GMは、『(ポスティング不成立のケースは)考えていない』と言っていた。ポスティングを認めた時点で、西川はいないものだとしてチームの構想を練っていたはず。もともと、若手の成長を促すために、大胆に主力を放出する球団です。2億4000万円という年俸も球団には負担になる。生え抜き11年目を迎える西川はそういう球団の方針、空気を当然理解している。FAで国内他球団に移籍する可能性はあると思う」(球団OB)

 今季終了後にはまた、西川の動向が注目されそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗