“下り坂”FA田中「年15億円要求」欲張りすぎ…8億円が妥当

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 実際の商品価値は果たしてどれほどなのか。

 今オフ、ヤンキースからFAとなった田中将大(32)のことだ。

 米メディア「デーリー・ニューズ紙」(電子版)やニューヨークのテレビ局「SNY」などによれば、田中は年俸15億円程度のカネを要求しているという。いまの田中にそれだけの価値はあるのか。

「ピークは過ぎた投手です」と、スポーツライターの友成那智氏はこう続ける。

「もともとスプリットとスライダーが武器でしたが、年を追うごとにスプリットが落ちなくなっています。それに、速球も衰えた。『ファングラフス』というサイトにある各球種の採点表で、速球は300人ほどの投手たちの中で230番台です。投手を総合的に評価する指標『WAR』は0・7点。メジャーは1点を800万ドルで計算すればだいたいの適正年俸が出るので、田中は560万ドル(約5億8000万円)ほどになる。一昨年まで6年連続2ケタ勝利の実績を加味しても8億円程度が妥当かもしれません」

 また、コロナ禍で大幅減収となったメジャーリーグ各球団の懐事情も絡んでくる。

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