“下り坂”FA田中「年15億円要求」欲張りすぎ…8億円が妥当

公開日: 更新日:

 実際の商品価値は果たしてどれほどなのか。

 今オフ、ヤンキースからFAとなった田中将大(32)のことだ。

 米メディア「デーリー・ニューズ紙」(電子版)やニューヨークのテレビ局「SNY」などによれば、田中は年俸15億円程度のカネを要求しているという。いまの田中にそれだけの価値はあるのか。

「ピークは過ぎた投手です」と、スポーツライターの友成那智氏はこう続ける。

「もともとスプリットとスライダーが武器でしたが、年を追うごとにスプリットが落ちなくなっています。それに、速球も衰えた。『ファングラフス』というサイトにある各球種の採点表で、速球は300人ほどの投手たちの中で230番台です。投手を総合的に評価する指標『WAR』は0・7点。メジャーは1点を800万ドルで計算すればだいたいの適正年俸が出るので、田中は560万ドル(約5億8000万円)ほどになる。一昨年まで6年連続2ケタ勝利の実績を加味しても8億円程度が妥当かもしれません」

 また、コロナ禍で大幅減収となったメジャーリーグ各球団の懐事情も絡んでくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽