バスケ国際大会は日本からドーハへ…背景にコロナ対策の差

公開日: 更新日:

 ひとつの国際大会が日本から離れていった。

 国際バスケットボール連盟は22日、2月中旬に日本で行われる予定だった男子アジアカップ2021予選(B組)の開催地を、コロナ禍の影響によりカタールの首都ドーハに変更することを発表した。

 白羽の矢が立ったカタールは、2月4日からサッカーのクラブW杯も開かれるが、同国もコロナの感染者数は少なくない。例えば、17日から23日の1週間を見てもカタールは人口10万人あたりの感染者数が59・4人。日本は29・7人。日本のほうがまだマシだ。

 それでも開催地がドーハに移ったのは、カタールにおけるスポーツイベントの感染症対策が、日本と比べものにならないほど徹底されているからだろう。

 AFP通信によると、カタールはクラブW杯開催にあたり、国外観客の受け入れは禁止。さらに約4万人収容の会場も入場者数は30%に制限。観客は試合開始の72時間前までに簡易PCR検査か抗原検査を受けることが必須であり、陰性者にのみチケットを渡すという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗