武藤事務総長は密室での検討委なぜ放置?非公開に憤りの声

公開日: 更新日:

<メンバーが非公表って一体どういうこと>
<誰が選んだのかが分からないのに透明性は確保されている?>
<何だか先祖返りしていないだろうか>

 すでにネット上では、疑問や憤りの声が広がっている。16日午後に開かれた「東京五輪・パラリンピック組織委員会」の新会長を決めるための候補者検討員会(委員長・御手洗冨士夫名誉会長)に対してだ。

 検討委では、女性蔑視発言の責任を取って辞任を表明した森喜朗会長(83)の後任選出に向けて選考基準を決定。17日に候補者を数人に絞る見通しとなっているのだが、この検討委のメンバーについて「マスコミが殺到するから」などの理由から、組織委の評議員や理事も含めて一切明かされていないのは、すでに報じられている。

 組織委の武藤敏郎事務総長(77)は16日午前、報道陣に対して、改めて検討委会合の場所やメンバーは明らかにしない考えを示し、「会合が終わった段階で、なにがしかのことをお知らせしたい。詳しいことは事柄の性格上、申し上げられない。結果だけ」と語っていたが、なぜ頑なに公開を拒否するのか。すべてをオープンにすれば、マスコミがメンバーに殺到する心配もない。非公開にするから、かえって取材や報道が過熱するのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮