川淵三郎氏の“危うい過去” 五輪の理念に反する言動や行動

公開日: 更新日:

 世界中から批判を浴びる東京五輪組織委員会の森会長(83)が12日、ようやく辞任。後任に川淵三郎・日本サッカー協会相談役(84)が就任するともっぱらだ。橋本聖子五輪担当相は12日の閣議後の記者会見で、後任の会長について「全く決まっていない」と繰り返し、正式な手続きを経て、後任会長を選考するよう求めた。森氏の指名通りに川淵氏が組織委会長に就任すれば今後、国際オリンピック委員会(IOC)や国、東京都との調整役となるが、果たして大丈夫なのか。早速、人選に疑問符がついている。

 ◇  ◇  ◇

「国際サッカー連盟など、海外のスポーツ関係者に顔が利くので、妥当でしょう。ただ、不安はありますね」

 ある組織委関係者は日刊ゲンダイにこう明かした。「不安」とは、川淵氏の考え方が民族主義的な傾向にあることだという。

 川淵氏は過去、ツイッターで〈1ヶ月以上もゆっくり楽しみながら百田尚樹さんの日本国紀を読んだ(略)最高の傑作だと思う〉と、「自国礼賛」との指摘もある書籍を称賛している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった