大谷の開幕ローテに黄信号…中継ぎエース負傷で救援手薄に

公開日: 更新日:

■球威は戻るも制球が不安定

 エ軍の先発ローテは開幕投手に指名された右腕バンディ以下、キンターナ、カッブ、キャニング、ヒーニーの5人が決定。質はともかく、投手の頭数が揃い、メジャーで一般的な中4日でのやりくりが可能になった。中継ぎエースを欠いてリリーフを厚くしなければならないだけに、大谷を加えた先発6人制で臨む余裕はない。

 大谷は二刀流だから中4日でローテを回れない上に、球威は戻っても制球が不安定。ここまで先発した7人のうち防御率は13.50と最低だけに、なおさらだ。

「ここまでのオープン戦での登板を見る限り、18年オフに受けたトミー・ジョン(TJ)手術から完全に回復していないと思う。肘にメスを入れた投手は球威が戻っても、制球が安定しないケースは珍しくないからです。大谷を投手として期待するのであれば、急いで開幕から起用せず、打者で出場しながら調整を重ねて先発陣に疲れが出始める夏場の投入が得策ではないか」(スポーツライター・友成那智氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…