澤村は脱ノーコンに血眼 このままじゃ敗戦処理が関の山

公開日: 更新日:

 レッドソックス・澤村拓一(32)が18日(日本時間19日)、実戦形式の打撃練習に登板。マイナー選手を相手に2イニング相当を投げ無安打、無失点4奪三振だった。

 格下相手に結果を残したが、不安は尽きない。ビザ取得に時間がかかり、キャンプへの合流が遅れたこともあり、依然として大リーグ公認球や日本に比べて硬いマウンドへの適応に苦戦。オープン戦は2試合計1回3分の1を投げ、2安打2失点6四球。制球難からピンチを招き、2戦連続で押し出しによる失点を記録した。

 リリーフ陣が手薄なため、澤村をセットアッパーとして期待するレ軍首脳陣は開幕に何とか間に合わせようと必死だ。17日にブルペン入りした際には、打者を模した人形を右打席に立たせてフォームやリリースポイント、ストライクゾーンを入念に確認。メジャーの投球練習で、コーチらが打席に入ることはあっても、人形を立たせるのは珍しいこと。それだけ澤村のノーコンに頭を抱えているのだ。

 1試合当たり100球が目安の先発はもちろん、救援も20球前後と球数が制限されるだけに、メジャーの投手は無駄球が少ない。特に初球ストライク率が重視される。常に投手有利のカウントでの勝負を求められるからで、クラブハウスの壁に各投手のストライク率一覧を張りだすチームもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然