澤村は脱ノーコンに血眼 このままじゃ敗戦処理が関の山

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 レッドソックス・澤村拓一(32)が18日(日本時間19日)、実戦形式の打撃練習に登板。マイナー選手を相手に2イニング相当を投げ無安打、無失点4奪三振だった。

 格下相手に結果を残したが、不安は尽きない。ビザ取得に時間がかかり、キャンプへの合流が遅れたこともあり、依然として大リーグ公認球や日本に比べて硬いマウンドへの適応に苦戦。オープン戦は2試合計1回3分の1を投げ、2安打2失点6四球。制球難からピンチを招き、2戦連続で押し出しによる失点を記録した。

 リリーフ陣が手薄なため、澤村をセットアッパーとして期待するレ軍首脳陣は開幕に何とか間に合わせようと必死だ。17日にブルペン入りした際には、打者を模した人形を右打席に立たせてフォームやリリースポイント、ストライクゾーンを入念に確認。メジャーの投球練習で、コーチらが打席に入ることはあっても、人形を立たせるのは珍しいこと。それだけ澤村のノーコンに頭を抱えているのだ。

 1試合当たり100球が目安の先発はもちろん、救援も20球前後と球数が制限されるだけに、メジャーの投手は無駄球が少ない。特に初球ストライク率が重視される。常に投手有利のカウントでの勝負を求められるからで、クラブハウスの壁に各投手のストライク率一覧を張りだすチームもある。

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