五輪事前合宿45自治体中止で選手にはこれだけのハンディ

公開日: 更新日:

 日増しに大きくなる五輪反対の声。海外選手が来日することに対する地域住民のアレルギーもあり、招かれざる客へと姿を変えてしまった五輪スターたちは事前合宿の中止で、五輪開幕直前の来日を強いられることになる。

■棄権や出場辞退の選手が続出か

 さらに、IOC(国際オリンピック委員会)によれば、選手村の滞在期間は原則として自身が出場する競技開始日の5日前から終了後2日後まで。日本で独自に自主トレすることも禁止。観光地を訪れて日本文化に触れることでリフレッシュしたり、チームメートとのコミュニケーションを図る機会も失われる。そして何より、時差ボケの解消や日本の気候に慣れる時間を与えられないまま、大一番を迎えるのだ。

 そうなれば、世界記録が期待できないのはもちろん、コンディション不良で選手が棄権や出場辞退に追い込まれる可能性もある。こんな状況下で事前合宿を開催する国があれば、公平性はなおさら揺らぐ。

 このままでは、選手の負担と大会のレベル低下は避けられそうにない。開催反対派からの批判も根強く、選手はまさに針のむしろである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?