大谷は打撃好調でも要注意!ナ相手に“ドヤ顔”ご法度のワケ

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間1日、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦でベンチスタート。ナ・リーグの本拠地ではDH制が使えないため、九回に代打で出場し、相手の2番手右腕トロピアーノから四球を選んで出塁した。チームは1―6で敗れた。

 ジ軍の本拠地オラクルパークは左打者に不利なことで知られる。右中間の最深部が128メートルと広い上に、右翼ポールまで94メートルの狭さをカバーするため、右翼フェンスは7.6メートルもの高さがある。その右翼スタンド後方のマッコビー湾に叩き込む場外弾は「スプラッシュ・ヒット」と言われ、かつては通算最多本塁打記録(762本)を持つバリー・ボンズの代名詞とされた。

 これまでマッコビー湾に叩き込んだ投手は皆無。2019年までジ軍に所属し、通算19本塁打で2度のシルバースラッガー賞に選ばれている左腕のバムガーナー投手(現ダイヤモンドバックス)ですら「スプラッシュ・ヒット」を記録していない。

 ジ軍投手にとって「スプラッシュ・ヒット」を許すのは屈辱的なこととされる。ジャイアンツ時代のバムガーナーは右中間方向の打球の行方を見ながら、ゆっくりと歩く相手打者に何度も怒りをあらわにしたものだ。これが、あわや乱闘の引き金になったこともあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う