巨人が炭谷を放出…FA獲得から2年半で仰天トレードの波紋

公開日: 更新日:

 異例ずくめのトレードだ。4日に発表された巨人炭谷銀仁朗(33)の楽天移籍。球界関係者がこう言った。

「発表されたのはDeNAとの試合中。突然のタイミングにファンはネット上で大騒ぎだったそうですが、交換要員なしでの放出には巨人内でも驚きが広がったようです。炭谷は2018年オフに復帰した原監督が強く獲得を望み、丸佳浩とともに三顧の礼で迎えたFA選手。それからわずか2年半、しかも、直前まで一軍の試合に出ていた『抑え捕手』を、“タダ同然”の金銭トレードで楽天にプレゼントする格好ですから前代未聞。チーム内に波紋が広がったのも当然です」

 炭谷は前日まで、ストッパーのビエイラと組んで試合を締める役割を担っていた。経験と安定感のあるリードを買われてのことだが、本人はそれをよしとはしていなかったという。先月10日のオリックス戦を最後に先発マスクから遠ざかり、二軍から戻ってきた元正捕手・小林誠司の起用も増えたことで、チーム関係者によれば、本人がチャンスを求めて移籍を望んでいたという。

■今後はFA選手の巨人入り回避が増える

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態