日本人プロ5人は全英初日ボロボロ…本場リンクスに太刀打ちできる想像力も技術もない

公開日: 更新日:

 だが、02年丸山の後にトップ10入りは、06年大会の谷原秀人(5位)と13年大会の松山(6位)の2人だけ。国内で出場資格を取ることが可能になり、欧米プロとのレベル差も広がり、毎年多くの日本人プロが出場するがほとんど予選落ちだ。

「ティーショットがうまく転がればいいけど、フェアウエーのいたるところにマウンドがあってキック次第でポットバンカーに入ってしまうこともある。それは予測できない。しかも日本のコースと違って目印となる木も山も鉄塔もなく、どこを狙って打っていけばいいのか戸惑ってしまう。第1打からブラインドで、ランディングエリアが見えないホールもある。そこにリンクス特有の強風が吹いたらイメージできなくなり、混乱してしまう」(田原プロ)

■自然の過酷さにお手上げ

 まさしくリンクスは自然との闘いであり、一日に四季があるといわれるぐらい目まぐるしく変わる天候に翻弄される。ナイスショットの手ごたえがありながら、風の影響を受け深いラフに転がってしまう不運もある。それなりの実力がなければ活躍できないのだ。きれいに整備されたコースで、しかも天気が崩れるとすぐに競技が短縮される日本ツアーに慣れた今の甘ちゃんプロには、本場の過酷さに太刀打ちできる想像力も技術もないということだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞