広島新庄、愛工大名電ともに初戦敗退…甲子園の結果は注目選手の評価に影響するのか

公開日: 更新日:

 開幕2日目の11日は大忙しだった。なにせ今年の高校生は「不作」を通り越して「凶作」といわれる中で、注目選手が4人も出場したからね。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

 第1試合の智弁学園(奈良)からは、「3番・左翼」の前川右京(左投げ左打ち)。この日は2つの内野安打だった。持ち味の長打が出なかったのは緊張が原因だろう。動きが硬く、スイングにも力みがあるように見えた。だが、遠くに飛ばせる力が備わっているのはこれまでのデータで十分分かっている。長打力は生まれ持った素質で、練習でどうにかなるものじゃない。どこの球団も指名候補リストには載せている。

 その次は広島新庄(広島)対横浜(神奈川)だった。閻魔帳に名前があるのは2人。まずこの日、左翼手として出場した横浜の金井慎之介(左投げ左打ち)だ。投げては最速148キロとモノが良く、身体能力の高さが光る。ただ、最近は調子が振るわず、予選からあまり投げていない。打者で取るか、それとも投手で取るか、各球団の担当スカウトによって、意見が割れているようだ。俺の見立てだと……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  5. 5

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  1. 6

    高市早苗氏の「外国人が鹿暴行」発言が大炎上! 排外主義煽るトンデモ主張に野党からも批判噴出

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円? DeNA戦で市場価値上げる“34戦18号”

  3. 8

    概算金が前年比で3~7割高の見通しなのに…収入増のコメ生産者が喜べない事情

  4. 9

    権田修一が森保J復帰へ…神戸サポもビックリ仰天“まさかの移籍劇”の舞台裏

  5. 10

    マツコはやっぱり怒り心頭だった…“金銭トラブル”前事務所社長を「10億円提訴」報道