広島新庄、愛工大名電ともに初戦敗退…甲子園の結果は注目選手の評価に影響するのか

公開日: 更新日:

 もう1人は広島新庄のエース右腕・花田侑樹(左打ち)。七回途中まで無失点の好投で、MAXは144キロ。スピードはもう少し欲しいところだが、故障明けだから仕方ない。投球フォームはスムーズで奇麗だし、しっかり体をつくっていけば将来が楽しみな選手だ。

 そこから1戦を挟んで、第4試合の注目株は東北学院(宮城)に敗れた愛工大名電(愛知)の左腕エース田村俊介(左打ち)。担当エリア外の選手でナマで見るのは初めてだったけど、コントロールが悪く、ピッチングに関してはいまひとつかな。3番に入った打撃では八回に本塁打を打った。野手としての方に才能を感じたね。実際、打者としてリストアップしている球団の方が多いらしい。ピッチングはその日の調子ってものがあるから、担当スカウトに要確認だ。

ゲタを履かせるケースは…

 広島新庄も愛工大名電も前評判に反して初戦で甲子園を去ったが、それで彼ら注目選手の評価が下がることはない。逆もまたしかりで、どれだけこの大舞台で活躍しても、ドラフト下位候補から上位候補に格上げされることも少ないな。プロ野球は人気商売の面もあるから、地方球団によっては地元からスターが出たら評価にゲタを履かせるケースもあるが、それはマレだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン