大谷14試合ぶり38号でゲレーロJr.に3本差 ブ軍地区V争いは本塁打王獲得に願ったり

公開日: 更新日:

 ア・リーグの本塁打王争いが混沌としている。

 エンゼルス・大谷翔平(27)は日本時間12日のブルージェイズ戦で14試合ぶりとなる38号2ラン。35本塁打でリーグ2位のブルージェイズのゲレーロJr.(22)に3本差をつけた。

 2試合連続して1番に据えたマドン監督は「ショウヘイ(大谷)を歩かせてしまうと足のある走者を出すことになるから、相手は勝負せざるを得ないだろう」と起用的中にニンマリ。今後の打順については「1番打者としての彼の仕事ぶりを気に入っている。しばらく続けるかもしれない」とリードオフマンを継続させるとほのめかした。

 指揮官は前日に好機で申告敬遠されたことを「まともに勝負してもらえない」と嘆いたが、事情はライバルも同じだ。むしろ、今後はゲレーロJr.こそ勝負を避けられる場面が増えるのは明らかだ。

 ア・リーグ東地区は首位レイズから4位ブルージェイズまで6.5ゲーム差の混戦模様。首位と30ゲーム差で断然の最下位に沈むオリオールズを除いて四つ巴の地区優勝、ポストシーズン進出争いを繰り広げているのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」