女子バスケ「銀」宮沢夕貴<1>強化試合をこなすごとにチームが良くなった

公開日: 更新日:

「強化試合をこなすごとにチームが良くなり、いけるなと思いました。開幕後も1次リーグを戦っていくうちに自信もついてきましたし、金メダルを意識できるようになりました。今までのW杯、アジアカップでは大会前の親善試合でピークに達していたこともあった。そういう経験があったから、トムさん(ホーバスHC)も選手の疲労度や体調を考慮しながら、息を上げるところは上げて、しっかりとアジャストできたので銀メダルにつながったと思います」

■「米国戦では日本のバスケをさせてもらえず」

 今回、目標としてきた金メダルにあと一歩のところまで勝ち進んだ要因のひとつが空中戦だ。バスケットは高さが勝敗を大きく左右するが、日本の平均身長は出場12カ国中2番目に低い176センチ。高さで劣りながらも海外勢と互角に渡り合ったのは空中戦を制したからだ。宮沢らが精度の高い3Pシュートを放ち、12チームトップの3P成功率38.4%を記録した。

 ベルギーとの決勝トーナメント初戦からスタメン起用された宮沢は「今大会はシューターとしてコートに立たせてもらって、3Pに関しては成功率40%を超えたのは良かったと思っています」と振り返るが、ディフェンスに話が及ぶと表情を曇らせた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い