ジョコビッチ年間GS達成まであと2勝 原動力はフェデラーとナダルへの嫉妬心

公開日: 更新日:

「今回の全米に勝つことは、彼にとって特別な意味がありますから」

 こう言うのはスポーツライターの武田薫氏。

「彼」とは日本時間9日の全米オープンテニス男子シングルス準々決勝に勝利、年内の4大大会を全て制覇する年間グランドスラムへあと2勝に迫ったノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)のことだ。

「今年に入って世界ランク1位の在位期間の記録をつくった。それまでフェデラー(40=スイス)がもっていた310週を更新、これだけ長期にわたってナンバーワンの座にいるにもかかわらず、フェデラー、ナダル(35=スペイン)と並ぶ3強といわれる。ここまで4大大会の勝利数は3人とも20で並んでいますが、今回の全米に勝てば頭ひとつ抜けた存在になる。それに年間グランドスラムはフェデラーもナダルも達成していない。男子では史上3人目の快挙ですから」

■「強さ」以外にもアピールしたい

 自分がナンバーワンということを、改めて世界中に認知させるチャンスというのだ。コート外ではさらなる思惑もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」