【テニス】錦織圭は王者ジョコビッチに完敗…戦う前からヘロヘロで勝負にならず

公開日: 更新日:

 勝てそうで勝てないけれども、負けそうで負けない。粘り強いはずの錦織圭(31=世界ランク69位)が、負けそうなままズルズルと負けたのももっともだろう。

 29日のテニス男子シングルス準々決勝。前回リオで銅メダルの錦織はジョコビッチ(34・同1位=セルビア)にストレート負け。2―6、0―6と手も足も出ず、2大会連続のメダル獲得はならなかった。

 対ジョコビッチはこれで16連敗(2勝)。ただでさえ実力差があるうえに、錦織は試合前から疲労困憊だった。前日までの5日間で、ダブルスも含めて6試合。前日はシングルス3回戦とマクラクランとのダブルス準々決勝、1日に2試合のハードなスケジュールをこなしていた。同じく5日間で、混合ダブルスも含めて4試合しかしていなかったジョコとは、コンディションからして雲泥の差だったのだ。テニスはこれで男女ともメダルなしが確定した。

「(疲れは)多少はもちろんありました。きょうの負けはちょっとこたえましたけど、いい1週間だったと思います。ここまで感覚が戻ってきたのも、すごく久しぶりだったので。いくつか、いい試合ができたし、収穫は大きい」とは試合後の本人。「収穫」があったのは、せめてもの救いか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」