すごい!全盲でアメフトQBを務める米15歳少年の驚異的な空間認識と記憶力

公開日: 更新日:

 米国で、ほぼ全盲の少年が地元アメフトチームで、司令塔であるQB(クオーターバック)を完璧に務めていることが複数のメディアによって紹介され、話題になっている。

 注目を集めているのは、米カリフォルニア州モデストに住むジェイセン・ブレイシー君(15)。

 ジェイセン君は1歳の時に網膜芽細胞腫という眼球内にできる悪性腫瘍を発病し、7歳の時に完全に視力を失った。現在は昼か夜かの区別はつくが、ほぼ全盲だ。

 ジェイセン君がアメフトに目覚めたのは父親の影響。父親と一緒に練習を始め、また父親が試合の流れをリアルタイムで詳しく解説するのを聞きながら、地元チームの試合を“観戦”し、アメフトへの理解を深めていった。

 今から2年前、両親から初めてiPhoneをプレゼントされたジェイセン君は、地元の全てのチームに連絡を取り、「プレーさせてほしい」とアピールした。

 それに応じたのが「モデロ・レイダース」。コーチのデビッド・ニコルズさんは、ジェイセン君のプレーを見て衝撃を受けた。目の見えるQBと全く変わりなくプレーできたからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」