6年ぶりVのヤクルトは“0勝5分け”でも日本Sへ…CS戦は引き分けの多さと地の利が追い風に

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■後半戦は巨神を圧倒

 CSファイナルステージもペナントと同条件。1位チームには1勝とホームゲームのアドバンテージが与えられるのは例年通りで、勝利数が同じだった場合は1位チームが日本S進出の権利を得る。極端にいえば、ヤクルトは0勝5分けでも1勝アドバンテージで日本Sの切符を手にできるわけだ。

 CSをめぐっては1位球団へのアドバンテージの少なさ(1勝+ホーム開催)と、CS自体の存在意義が問われている。それゆえ「引き分けが増えることで1位チームが有利になるのなら、九回打ち切りルールを定番化すべき」との声もある。

 地の利も有利だ。今季の対戦成績は阪神8勝13敗4分け、巨人11勝11敗3分けも、強さを遺憾なく発揮した後半戦に限れば、阪神相手に5勝3敗2分けで神宮では3勝1敗1分け。巨人に至っては目下、神宮で5連勝中だ。

 CSでもコロナルールと地の利を生かすことができるか。

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