阪神ひさびさV争いで証明…助っ人やFA補強に大金かけるバカバカしさ

公開日: 更新日:

 阪神は26日、今季最終戦を迎える。逆転Vを果たすには最後に中日に勝ち、ヤクルトの連敗を祈るしかないのだが、10月は12勝4敗3分けの好成績を残すなど、終盤の粘りは驚異的だ。その原動力となっているのは、年俸の安い新人と控え選手たちだ。

 例えば、24日の広島戦のスタメンで5000万円以上の選手は、糸原(2016年ドラフト5位・5500万円)、マルテ(6830万円)、ロハス(2億6000万円)の3人だけ。中野(20年6位・800万円)、佐藤輝(同1位・1600万円)、先発左腕の伊藤将(同2位・1300万円)は新人で、島田(17年4位)は900万円しかもらっておらず、捕手の坂本(15年2位)も1700万円。スタメン9人の年俸総額は4億7630万円でヤクルトの山田(5億円)ひとり分にも及ばない。

 今やエース級の働きでハーラートップの13勝を挙げる青柳も5000万円(15年5位)。10勝の秋山も5100万円(09年4位)。救援左腕の及川に至っては高卒2年目で年俸は600万円(19年3位)である。

「球団はお金の使い方を改めた方がいいですよ」というのは、阪神ファンの麻生千晶氏(作家)だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る