“居座り続投”巨人・原監督を「スモールボス」と揶揄する声…日本ハム新庄監督とは月とスッポン

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 借金1の3位に終わった巨人の原辰徳監督(63)が、球団と新たに3年契約を結び、来季通算16年目を迎えることで波紋が広がっている。

■G党の怒りの声

 編成面の「全権」を担う原監督が「我々はプロ野球である以上、強いチーム、ファンに愛されるチームをつくる。そこの2点だけは譲れない」と胸を張ると、ネット上はファンの怨嗟のコメントであふれ返った。一部を抜粋すると……。

「3年契約なら選手を育成してください。同一リーグから有力選手を取って2年連続、日本シリーズで4タコ。そんな編成で情けなくないんか」

「今シーズンの成績で複数年契約って驚きしかない。複数年を打診する方もする方やけど、受ける方も受ける方。一体、高橋由伸の監督就任は何やったんや?」

「あれだけ屈辱的な負け方して、まだ3年もするって常識疑う。この人は部下に勝ち負けの責任をとらせて自分は一切責任をとらないんだね。ちょっとは金に頼らずに優勝してみろよ」

「新庄監督とだいぶ違いがあるようですね。結果が出ないと金で人を買うのだから育成とは程遠い。原さんはなぜ潔く引かないのか」

「3年契約? もう巨人戦は見ない。先発は早めに交代し、リリーフ陣は酷使。打撃陣もめまぐるしく交代させ、全然我慢ができない監督。もう見たくない」

 これは「原監督が新たに3年契約」というスポーツ報知(電子版)の記事に書き込まれたコメントの一部である。これだけ辛辣なコメントが並ぶのは異例。巨人ファンの絶望と怒りの度合いが分かるというものだ。

 そこへいくと、対照的なのは今球界の話題を独占している日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)ではないか。

 4日の就任会見で「人間性というのは大事。人の悪口を言わない」とキッパリ。

 一方の原監督は今季の惨敗の要因として「現有の選手たちの成績が、昨年よりも上回った成績を上げる人がいなかった」とした上で、残した数字についても「誇れる選手はいたかい?」と選手をこき下ろした。

原監督の“口撃”に内海も戸惑い

 原監督は容赦なく選手を“口撃”するタイプの指揮官だ。9月に失速し始めた頃、不振が続いた丸について「普通にやってくれないと。内容がちょっと悪過ぎる。ここのところの10試合ぐらいの打率は見られたもんじゃない」とバッサリ。1勝もできずに敗退したヤクルトとのCSファイナルステージの第1戦に先発した山口が、初回に2ランを浴びて完封負けを喫すると、送りバントを失敗したことを含めて、「フォローできない」。これは原監督が怒った際に使うトレンドワードである。

 巨人のさるチーム関係者がこう言う。

「原監督が第2次政権時の2009年3月、第2回WBCで侍ジャパンの一員として世界一に貢献した内海が、シーズンに入ってなかなか勝てなかった時、イラ立った原監督が『今のままならニセ侍』とマスコミに言ったことが大きく報じられた。基本的には相手を見ながらハッパをかけているそうだけど、内海はあの時『かなり戸惑って慌てました』と振り返っています」

 新庄監督は「プロ野球に入ってくる選手のレベルはほぼ一緒」「投手3人、野手4人のスターをつくる」と現有戦力の底上げを誓った。対する原監督はFAを中心とした他球団からの補強を軸にチームをつくってきた。

 巨人はこれまで12球団ダントツの28人をFAで獲得している。同じように補強のイメージが強いソフトバンクでさえ、過去に13人だから巨人の半数以下。この大部分が原監督の号令によるものだ。

■育成制度の悪用

 新庄監督は自身のSNSで、来季の支配下契約選手全員を1度は一軍に昇格させ、実戦で使う考えを明かした。

 一方の巨人は15日、田中、横川、香月、鍬原ら12選手を自由契約にすると発表した。全選手と育成選手として再契約する方針というが、巨人OBで中大の元監督でもある高橋善正氏(評論家)がこう憤慨する。

「要するに、70人の支配下枠をあけて、その分、新たに補強しようという意図。つまり、育成を隠れみのにする使い方ですよ。これは本来の意味からかけ離れた制度の悪用に他なりません。横川、増田陸はまだ高卒3年目の選手。アマチュアの指導者の立場からすると、大切な選手を預けたのに、わずか2、3年で『結果が出ないから育成に降格させます』では、プロが信じられなくなる。巨人はずっとこんなことをやっているから、この先、強豪校から総スカンを食らいますよ。巨人の担当スカウトは、各出身校に頭を下げて回ることになるのではないか。球団と原監督はもっと人、もっと選手を大事にして欲しい。巨人OBとして切なる願いです」

 そんな原監督を、ネット上では「スモールボス」と揶揄する声が上がっている。まさに言い得て妙ではないかーー。

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