尾崎将司の4連覇を阻んだ新帝王 ダンロップフェニックスの歴代優勝者は有名選手がズラリ…でもいまは?

公開日: 更新日:

 男子ゴルフのダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)第1日目。8アンダーで首位に並んだのは秋吉翔太と市原弘大。1打差の2位には永野竜太郎がつけた。連覇を狙う金谷拓実はイーブンパー45位と出遅れた。

 1974年から現在の大会名になった今大会には、海外の強豪選手が多数参戦。日本のゴルフ界を大いに盛り上げてきた。歴代優勝者にはジョニー・ミラー、セベ・バレステロス、トム・ワトソン、ラリー・マイズ、アーニー・エルス、リー・ウエストウッド、デビット・デュバル、タイガー・ウッズ、ブルックス・ケプカといった有名選手がズラリ。2014年には松山英樹も頂点に立った。

 優勝こそないが、帝王ニクラス、ノーマン、ミケルソン、カプルス、ファルドなどもファンを沸かせた。

 今大会を盛り上げた日本選手といえば94年から3連覇した尾崎将司だ。当時の尾崎はまさに全盛期。海外メジャーではからっきしではあったが、94年から5年連続賞金王で国内では最強を誇っていた。

 尾崎の4連覇を阻んだのが80年覇者のワトソンだった。最終日も安定したゴルフでスコアを1つ伸ばし9アンダー。一方、3打ビハインドでスタートした尾崎は終盤に崩れ、見せ場は最終18番(パー5)の2オンくらい。5アンダーの4位に終わった。

 米ツアーの開幕が1月から9月に変わるなどして、著名な海外選手が来日しなくなったダンロップフェニックス。以前ほどの盛り上がりを見せないのは、かつての尾崎のようにファンを惹きつける国内選手がいないことも理由だろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」