G.ノーマンに世界のプロゴルフ界がピリピリ…新ツアー構想にPGAはどう動く?

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 世界のプロゴルフ界がグレッグ・ノーマンの動きに敏感になっている。

 ホワイト・シャークの愛称で、かつてメジャー2勝を含む米ツアー20勝、欧州ツアー14勝を挙げて世界最強のプロゴルファーとして有名であり、現役引退後も大きな影響力を持つ。

 27年前にはスター選手を集めて「ワールドゴルフツアー」を企画したが、資金不足から頓挫した。

 先ごろ、サウジアラビア政府がバックアップするLIVゴルフインベストメンツ社CEOにノーマンが就任。同社は2022年から10年間に少なくとも2億ドル(約226億円)をアジアンツアーに出資して、アジア、中東、ヨーロッパで新たに10試合を開催する計画が明らかになった。

 PGAツアーや欧州ツアーが一時、トッププロの流出を警戒したプレミアゴルフリーグ(PGL)は、スーパーゴルフリーグ(SGL)に名称が変わったが、内実はサウジアラビア政府系基金が資金を提供してトッププロだけを集めた新たなツアー構想を掲げており、変わらない。ノーマンが就任した会社が、この新ツアー構想を主導するのではないかとみられているのだ。

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