著者のコラム一覧
西牟田靖ジャーナリスト、ノンフィクション作家

1970年、大阪府生まれ。国境や家族などをテーマに執筆。著書に『ニッポンの国境』『本で床は抜けるのか』『わが子に会えない』など。

大阪工大高(当時)野上友一監督 昭和天皇が崩御で幻となったラグビー決勝戦【後編】

公開日: 更新日:

 キャプテンだった伊藤紀晶(フルバック)はその後、同志社大学から神戸製鋼に行って今は同志社大学のヘッドコーチをやっています。

 元木由記雄は明治大学に行って神戸製鋼。ワールドカップには4回出場しました。それで今は京都産業大学のバックスのコーチを任されています。

 ーーあれから33年。どう振り返りますか?

 語弊があるかもしれませんし、失礼な話かもしれませんが、ものすごく貴重な体験をさせていただきました。当時、ラグビーをしていた人なら間違いなく覚えています。それに、今ラグビーをしている子でもラグビーの年表見て、「そんな年あったんや!!」ってびっくりします。決勝戦の中止という前例のないことだったからこそ、多くの人の記憶に残ったんだと思うんです。

 それにもし、あのとき普通に優勝したり、茗渓学園に負けて準優勝だったりしたら、こんな風にOBの君(西牟田)が取材に来たりしてないでしょ?(おわり)

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