著者のコラム一覧
西牟田靖ジャーナリスト、ノンフィクション作家

1970年、大阪府生まれ。国境や家族などをテーマに執筆。著書に『ニッポンの国境』『本で床は抜けるのか』『わが子に会えない』など。

大阪工大高(当時)野上友一監督 昭和天皇が崩御で幻となったラグビー決勝戦【後編】

公開日: 更新日:

 ーー2015年4月には当時のメンバーが集まって再試合が行われたと聞きました。

 第9回関西ラグビーまつりの中で、近鉄花園ラグビー場の第1グラウンドで再戦したんです。試合開始を告げる笛は1989年当時、レフリーをするはずだった辻野先生。ご高齢なので、キックオフから約5分間だけでしたけど、笛を吹いてくださった。

 試合はうちが勝ちました(大工大高OB64ー19茗渓学園OB)。試合後には胴上げしてもらってね。「やっと優勝した!」と元選手らと声を揃えて、喜びを分かち合いました。

 その後は両チームの元選手やスタッフが集まってアフターマッチファンクション(試合後、敵味方関係なく、全員で酒を飲んで、お互いを讃え合うというラグビー文化)。酒を酌み交わして、あーじゃないこうじゃないとたっぷり語り合いました。

 それからも、その年代の子ら同士、何かあったら集まって、茗溪の元選手たちとも仲良くしているみたいです。


 ーー野上先生は、長年にわたって社会科の教員をされたり、荒川博司先生(2001年に逝去)の後を継いで監督をされたりしているわけですけど、その当時のメンバーはどうされているんでしょう?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず