巨人、ソフト、オリを待ち受ける宮崎の花粉地獄…オミクロン株の初期症状と見分けつかず

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 もはや歯止めが利かない状況だ。27日の東京のコロナ新規感染者数は3日連続で過去最多となり、1万6538人を記録。各都道府県でも連日のように「過去最多」の文字が踊る。2月からプロ野球キャンプが始まるが、開催中に少なからず離脱者が出ることは避けられないだろう。

 猛威を振るうオミクロン株の初期症状は、喉の違和感や鼻水といわれる。21日に感染が発覚したソフトバンクの杉山一樹(24)にしても、PCR検査を受けたきっかけは咳と喉の違和感だった。

 そこで問題になるのが花粉症だ。花粉症の症状も鼻水や喉の違和感に加え、咳、倦怠感や発熱を引き起こす場合があり、オミクロン株の初期症状と区別を付けにくいからだ。

 新庄剛志監督(49)が率いる日本ハムなど9球団がキャンプを行う沖縄県の花粉の飛散量は本土と比べると極めて少量で、2月の代表的な花粉症のスギ花粉はほとんどないとされている。

 そこへいくと、巨人やソフトバンク、オリックスのキャンプ地、宮崎県は花粉の飛散量が多い県として知られる。花粉情報協会が発表したデータによると、昨春の東京都千代田区におけるスギ花粉の最大飛散量は3月上旬に記録した320.1(/1平方センチメートル)。これに対し、宮崎県宮崎市は2月中旬の1186.0(同)だった。花粉のピークを2月に迎える上に、東京の約3.7倍もの花粉が飛び交っていた。

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