五輪選手を凍り付かせる人工雪の恐怖…棄権、欠場、ケガ続出でも「慣れるしかない」

公開日: 更新日:

「人工雪は自然雪と比べて『硬くて滑りにくい』のが特徴です」と話すのは、スキー・スノーボードのチューンアップ専門店「カムピリオ大阪」の清水英安氏。1989年までワールドカップやカルガリー五輪、2度の世界選手権を経験した元ロシニョールのサービスマンでもあった清水氏が言う。

「結晶が大きい自然雪と異なり、人工雪は結晶が小さいので密度が大きい。さらに人工雪を降らせた後、コース全般を同条件にするため水を注入してならす。結果、硬い氷のようになるのです。転倒した時のダメージも大きく、特にスロープスタイルはスピードが出ないジャンプほど危険。ただでさえ滑りにくいので、斜面でも平らな部分に落ちるのと同等の衝撃になる。今はどの国も雪不足。北欧・フィンランドのアルペン大会も、人工雪がほとんどです。今後は人工雪がスタンダードとなるでしょう。選手は慣れるしかありません」

 ただでさえ、冬季は危険な競技が多い。人工雪がさらに拍車をかけることになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず