日本ハム“ビッグボス新査定”導入も…加点ポイントは「守り勝つ野球」への貢献度

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「走塁が僅差のゲームを勝てるか勝てないかを分けるし、それが次の試合にもつながり、結果的に年間を通して優勝に近づけることになると、ビッグボスが就任時からずっとおっしゃっていて、(走塁への情熱を)感じます。僕も自分にプレッシャーをかけながらやっていきたい」

 こう言っているのは日本ハムナンバーワンの俊足外野手で2年目の五十幡亮汰(23)だ。

 新庄剛志監督(50)が掲げるのは「ノーヒットで点を取る」ことと「守り勝つ野球」。「選手が僕の考えをしっかり把握してもらって、付いてきてもらえないことにはできない」と話していたが、その思いは選手に伝わっているようだ。

 監督の意向に沿ったプレーをする選手を、正当に評価をするのはある意味当然。球団も「新庄改革」を全面的にバックアップするつもりか、具体的には選手の査定基準が変わる可能性があるという。

 日本ハムの査定は個々のプレーやタイトルなどによる加点方式で行われるとか。その中でも「ノーヒットで点を取る」ことと「守り勝つ野球」に貢献するプレーの査定ポイントが高くなるかもしれないということだ。例えば四球、犠打、犠飛、盗塁といったハッキリ数字に表れるものはもちろん、進塁打なども高評価の対象か。守りにしても投手の防御率、捕手の盗塁阻止率、野手の補殺に加え、失点を阻止した中継プレーなどもこれまで以上に評価される可能性が出てきたことになる。

 気は早いが、選手がバラ色のオフを迎えようと思ったら、さっさと「新庄色」に染まるのが一番ということか。

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