巨人期待のメジャー28勝右腕来日も…70人支配下枠を「6」も空けているチーム惨状

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 巨人は14日、新外国人のマット・アンドリース投手(32=前マリナーズ)が13日に来日したと発表した。最短で17日からチームに合流することが可能だ。

 190センチ右腕はメジャー通算28勝。昨季はレッドソックス、マリナーズで34試合に登板し、2勝3敗1セーブ、防御率5.21だった。昨季崩壊した先発の一角として期待されるが、赤星や山崎伊ら若手のローテーション入りが濃厚となっており、無理をして開幕に合わせなくてもいい状況。多少は調整の時間がありそうだ。

■貧打でオープン戦最下位

 問題は野手の方である。オープン戦のチーム打率は12球団ワーストの.197。貧打にあえぎ、最下位に沈んでいる。球界関係者がこう言う。

「だから、原監督は野手2人の新外国人を心待ちにしている。特に5番候補のポランコは、滑り込みで開幕スタメンの可能性があるが、元独立リーガーのウォーカーは、育成含みだけにアテにはできない。昨年のような助っ人の総崩れに備えて、早くも内野手の外国人を探し始めたという情報がある。昨年は4月にテームズ、6月にスモークが離脱したことで8月にハイネマンを補強。巨人陣営は『開幕前から動いていたから8月に連れてこられた』と胸を張っていた。結局、そのハイネマンも9月に帰国してしまいましたが……」

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