「巨人は新外国人4人も必要かね」育成右腕・堀田賢慎の好投でOBが嘆息

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 試合を中継した日本テレビのアナウンサーはやたらと「先発ローテ入りの可能性も十分にあります」と強調していたが、果たしてそうか。

 2日の西武戦で先発マウンドに上がった2019年のドラフト1位右腕・堀田賢慎(20)は確かによかった。入団1年目に右肘のトミー・ジョン手術を受けて、今は育成契約選手。この日は150キロ台の直球にカーブ、チェンジアップを効果的に織り交ぜる投球で西武打線を3回1安打無失点に抑え、3三振を奪った。キャンプを取材した松坂大輔氏が「真っすぐは一軍クラス」と12球団で最も印象に残った選手として堀田の名前を挙げ、大魔神・佐々木主浩氏も素質に太鼓判。今季の巨人で最もブレークが期待される選手のひとりであることは間違いないのだが、期待値の高さとチャンスが比例しないのがこの球団の難しいところである。

■支配下の助っ人外国人は投手だけで5人

「特に今年は支配下の助っ人外国人が投手だけで5人もいる。デラロサ、メルセデス、ビエイラの3投手が残留したうえ、さらにアンドリースとシューメーカーを獲得。メルセデスと新助っ人2人はいずれも先発候補で、アンドリースには年俸2億2700万円の大枚をはたいている。現実的には堀田の抜擢があるのかどうか。評判のいいドラフト3位新人の赤星(優志=日大)、2年目の山崎(伊織)らにしても同じことが言えます」(巨人OB)

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