阪神低迷にコロナが追い討ち…チーム崩壊でも観客数12球団1位で補強は棚上げ?

公開日: 更新日:

 カブスを戦力外になった秋山翔吾(33)、レンジャーズでマイナー暮らしを強いられている有原航平(29)への待望論はもちろん、絶対的守護神だったスアレスの穴が埋まらない現状を憂いてか、一部のファンが16~19年まで在籍し、通算96セーブを挙げた元抑えのドリス(現在所属先なし)のインスタグラム上で、阪神復帰を求める投稿をしているくらいだ。

■今季分のシーズンシートの受付は終了

 果たしてフロントは動くのか。

「昨オフには8人目の外国人選手獲得に動くとの報道もありましたが、今のところ、その手の話は聞こえてきません。チェン(年俸2.4億円)、ロハス(同3億円)といった“不良債権”が足かせになっていることもありますが……」

 とは、別の阪神OB。

「今季、大半の球団が観客動員の制限を撤廃したものの、コロナの感染者数が高止まりしていることもあり、集客に苦戦している。しかし、阪神は全く勝てないにも関わらず、本拠地の1試合平均の観客動員数は12球団トップの3万4457人(13日現在)。昨季、最後まで優勝争いするなど好成績を残したこともあってか、すでに今季分のシーズンシートの受付は終了。売上は好調だと聞いています。まして矢野監督は今季限りでの退任が決まっている。勝負を賭けるのは来年と踏んでいるのではないか」

 阪神は営業面を重視する球団として知られている。昔からそうだが、まさか、負けてもお客さんが球場に大挙する現状に胡坐をかいているわけでは……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性