AOKIから2.3億円受領で“余罪”ゾロゾロ 高橋元理事がセーリングと馬術に“裏金”バラまいた思惑

公開日: 更新日:

 またも疑惑が浮上した。

 東京オリパラ組織委の高橋治之元理事(78)が2017年、電通の旧子会社を通じてAOKIホールディングス側から計2億3000万円を受け取っていたことが、新たに判明。

 そのうち数千万円が日本馬術連盟と日本セーリング連盟に「AOKI」名義でスポンサー料として支払われ、残りのカネは高橋元理事が得たという。東京地検特捜部は、この2億3000万円を東京五輪のスポンサー選定などの謝礼とみて、受託収賄容疑で調べを進めている。

 いわば“裏金”を渡された馬術、セーリング両連盟にとっては、とばっちりを受けたようにも見えるが、そもそも高橋元理事はなぜこの2競技にカネを払ったのか。ある競技連盟関係者が言う。

■両連盟とは慶大つながり

「両連盟は高橋元理事との縁がある。セーリング連盟の某幹部は慶大の後輩にあたる。馬術は高橋元理事が五輪対策プロジェクト委員を務めていただけでなく、幼稚舎から慶応一筋の竹田恒和前JOC会長が副会長を務めている。高橋元理事は竹田氏の次兄と同学年で、同氏の高校の先輩。竹田氏がJOC会長に就任した際、『後ろ盾』になった。竹田氏はJOC会長時代、セーリング連盟からJOC理事を出していますが、これも“高橋人事”だともっぱらです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」