入江陵介「現役続行表明」の背景に背泳ぎ深刻人材難…本人もSNSで複雑心情を吐露

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 辞めるに辞められないということか。

 競泳男子背泳ぎ日本代表の入江陵介がSNSで2024年パリ五輪を目指すと表明した。

 入江は2年後、34歳になる。五輪は08年北京から昨夏の東京まで4大会連続出場中の大ベテランだ。東京大会では競泳選手団の主将を務めながら200メートル7位、100メートルは決勝にすら進めず、2大会連続でメダルを逃した。それでも入江が現役を続けられるのは、背泳ぎ種目の深刻な人材難にある。入江はSNSでこうつづっていた。

「世界のレベルは種目によってはかなり上がっており、日本の競泳のレベルは置いて行かれていると感じます」

「置いて行かれている」のはズバリ、背泳ぎだろう。今年4月の日本選手権では入江が100メートルで9連覇を達成した。偉業ともいえる一方で、国内に入江を脅かす存在がいない現状を如実に物語っている。先の東京五輪に背泳ぎで出場した砂間敬太(27)は200メートルで決勝に進めず、小西杏奈(26)は100メートルで準決勝敗退。メダル争いにかすりもしなかった。

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