エンゼルス身売り検討発表の波紋…大谷翔平の去就に影響必至、トレード騒動再燃も

公開日: 更新日:

 二刀流の去就は白紙になりそうだ。

 大谷翔平(28)が所属するエンゼルスは23日(日本時間24日)、球団売却などを検討する手続きを開始したと発表。ウォルト・ディズニー社から球団を買収し、2003年にメキシコ系米国人初の大リーグオーナーになったアーティ・モレノ氏は「難しい決断だったが、我々は今がその時という結論に達した」と球団を通じてコメントした。

 モレノオーナーが03年に1億8400万ドルで買収した球団の資産価値は19年間で、20億ドル(約2735億8600万円)までつり上がったという。23日付の地元紙「オレンジ・カウンティー・レジスター」(電子版)によれば、モレノオーナーは金融アドバイザーと契約して、資産価値などの見直しを図った上で正式な売却交渉に踏み切るとしている。

 今年5月、モレノ氏が共同経営者を務める企業が、アナハイム市と本拠地エンゼルスタジアム周辺の土地買収に関して交渉した際、アナハイム市長に不正献金していたことが発覚。予定していた駐車場など球場周辺の再開発事業が白紙に戻るなど、球団ビジネスは暗礁に乗り上げた。地元アナハイムでは早くから同オーナーによる身売りがまことしやかにささやかれていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明