大谷翔平「心とアタマ」の原点を見た タイトル争い佳境の見逃し三振に“ニヤリ”の意味

公開日: 更新日:

 レギュラーシーズンは残り30試合を切った。2年連続MVPとサイ・ヤング賞を視野に入れている選手なら1勝でも多くの白星、1本でも多くの本塁打が欲しいところだ。

 まして試合は大差がついて、マウンド上は内野手。一発を期待できる格好のシチュエーションで見逃し三振に倒れ、あろうことかサバサバした表情で打席を後にしたのが大谷翔平(28=エンゼルス)だ。

 日本時間6日の対タイガース戦。9点リードの八回、マウンドにいたのは「ロケット」ことロジャー・クレメンスの四男、コディ・クレメンス内野手(26)。遅い球にタイミングが合わずに最後、外角110キロのストレートを見逃して三振に。その瞬間、口元が緩んでニヤッとした表情を浮かべた。

 大谷はそれまでにリーグ2位となる32号本塁打を含む3安打(2本塁打)、3打点。勝利もほぼ確定していたことはあるにせよ、相手が“シロウト”なら自身の数字を伸ばすチャンス。にもかかわらず、笑顔すら浮かべたのは大谷の性格というか人間性によるところが大きいのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし