ウッズ&マキロイの新リーグ「TGL」の成否は? LIVに対抗するPGAツアーがバックアップ

公開日: 更新日:

 ウッズは、「A・パーマーやJ・ニクラスが築き上げてきたゴルフの伝統をLIVが否定している」とPGAツアーサイドに立って、LIV攻撃の急先鋒だった。

 とはいえ、「TGL」もゴルフの伝統を根本から変えており、LIV以上に米国が長く受け継いできたゴルフの精神を破壊している。かつて試合でのゴルフカート使用に反対していたウッズだが、バーチャルゴルフなら18ホールを歩かないで済み、交通事故で複雑骨折に見舞われた右足への負担も少ない。

 これまでも名誉だけを懸けて戦うライダーカップで出場料を要求したり、何かにつけてマネーに細かいといわれるウッズ。LIVからの移籍金1000億円のオファーを断ったという噂もあるが、ゴルフチャンネルを含めたNBCスポーツグループのトップであったマイク・マッカーリー氏がCEOとなったTGLの共同経営者になった方がカネが潤沢に手に入り、将来性があると踏んだのかもしれない。

 マッカーリー氏はNBCが放映権を得た08年の北京五輪中継を成功させたやり手であり、今はトゥモロースポーツ社の社長に就任している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋