ポストシーズン1号の阪神・佐藤輝明は“打撃矮小化”が心配…岡田新監督や糸井、福留も指摘

公開日: 更新日:

 母校・近大の先輩で、今季限りで引退した糸井も引退会見で「絶対に球界を代表する選手になってほしい」「もっと練習せい」と激励。元阪神福留孝介氏は9日、在阪放送局の中継で「僕が感じていることとして言えば、少し打撃が小さくなっているといったらおかしいですが」と前置きした上で、「三振したくないとか、そういう気持ちが増えてくると、どうしても当てにいき、打撃が小さくなっていく」などと指摘した。

 阪神では、佐藤輝明と並ぶ大砲の大山悠輔(27)も「30本」の壁を破れない状態が続いている。球場が広く、打球が浜風の影響を受けやすいとはいえ、生え抜きでは1985年の掛布雅之岡田彰布以降、30本塁打以上をマークした選手は皆無だ。

「理由はいくつかある。金本監督時代から変化しつつあるが、ドラフト1位でいわゆる『全体的にまとまった選手』を無難に指名し続けてきたこと。首脳陣も、長所を生かすよりも欠点を改善する指導に重きを置いていた。失敗を恐れて小さくまとまった選手は枚挙にいとまがない」(阪神OB)

 佐藤輝明は「球界の宝」になれる逸材。岡田新監督を迎える来季はその分水嶺になりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒