ポストシーズン1号の阪神・佐藤輝明は“打撃矮小化”が心配…岡田新監督や糸井、福留も指摘

公開日: 更新日:

 まざまざとパワーを見せつけた。

 10日のDeNAとのCSファーストステージ第3戦。「6番三塁」でスタメン出場した佐藤輝明(23)が0-2で迎えた四回、バックスクリーン右へポストシーズン第1号となるソロ本塁打を叩き込んだ。この一撃が反撃の狼煙となり、六回に近本、原口の適時打で勝ち越しに成功。湯浅ら救援陣の好投もあり、2勝1敗でファイナルステージ進出を決めた。

 阪神は12日からヤクルトと日本シリーズ進出を懸けて戦うことになるが、岡田彰布新監督の就任が内定している来季の巻き返しには、佐藤輝明のさらなる成長が不可欠だ。

 今季は全143試合に出場し、打率.264、20本塁打、84打点、11盗塁。打率は昨季の.238から大幅に上昇、2年連続で20本塁打超えを果たしたものの、期待された本塁打数は4本減った。確実性は上がったかもしれないが、昨季までの豪快なスイングが影を潜めているとの声もある。

■生え抜き選手には「30本」が壁に

 岡田新監督は先日のヤクルト戦でラジオ解説を務めた際、「(昨季からの)2年間、タイミングを取るのが全然遅い。あのグリップの位置では絶対に打てない。耳ですもん。耳から打ってる打者、誰一人いない。本塁打20本で終わる打者じゃない」と熱弁を振るった。秋季キャンプで早速、メスが入ることだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋