人気の女子ツアーにひと泡吹かせるか…国内男子屈指の大会が“全日入場無料”に踏み切ったワケ

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 思い切った企画だ。

 10日に開幕する男子の三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋C御殿場C)といえば、霊峰富士の麓で行われる国内屈指のビッグトーナメント(優勝賞金4000万円)。今年は8日の指定練習日から(プロアマトーナメントを除く)13日の最終日まで全日入場無料としたのだ。

 今大会の経費は7億円前後といわれている。チケット収入なしでの開催は画期的。大会事務局にその狙いを聞いた。

「今年は50回の記念大会です。ゴルフファンはもちろんですが、長きに渡り開催へのご協力と大会を盛り上げていただいた地元御殿場市民のみなさまへの感謝の気持ちから、8月に入場無料を決めました。グルメイベントとして有名店のラーメンフェスタに、子供さん向けには縁日スペースも設けました。ギャラリー数の予想ですか? 天気も読めませんし、具体的な数字は申し上げられませんが、例年の倍以上は期待しています」

 ちなみにコロナ前の2019年は4日間で1万6104人、18年は2万1285人。つまり今年は3万人から4万人超の入場者を見込んでいるわけだ。

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